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- 大腸炎・大腸がん
こんなお悩みありませんか?
- 腹痛が頻発している
- 一日に何度もトイレに駆け込まないといけない
- 下痢が続いている
- 便に血が混ざっている
など
こういった症状は、大腸炎の可能性があります。少しでも思い当たる方、心配な方はお気軽に当院までお問い合わせください。
大腸炎とは
大腸炎は明確な原因は不明ですが、過労や寝不足、食事、感染症などによって負担がかかる状態が重なって発症すると考えられています。
主な症状は腹痛や下痢、下血ですが、症状が進行すると発熱や動悸、倦怠感を感じるようになります。さらに、口内炎や関節痛、皮膚炎なども注意が必要です。
大腸炎には、潰瘍性大腸炎やクローン病などが挙げられます。特に潰瘍性大腸炎は長期化することで炎症が広がってしまい、癌になってしまうリスクがあります。
大腸炎の種類
免疫性異常
大腸炎は、本来外敵から身を守るために働いている免疫機能が、何らかの異常によって腸管粘膜を攻撃してしまうことで炎症を生じる病気であり、ひどい潰瘍になることもあります。
感染性腸炎(ウイルス性・細菌性)
感染性腸炎は、ウイルス性と細菌性の二つがあります。ウイルス性は冬場に多く、下痢・腹痛・嘔吐といった症状が現れることがあります。また、脱水症状になりやすいのが特徴です。水分をしっかり摂りつつ、整腸剤等の薬を併用しながら治療を進めます。
細菌性は夏場に多く、食中毒などが原因です。強い下痢や急激な吐き気、発熱などの症状が見られ、特徴としては、血便などの症状を伴い重症化することです。最悪の場合には、死にいたることもあります。
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)
炎症性腸疾患は原因が解明されていない病気であり、難病指定されています。
10代から40代といった世代の方に起こりやすく、初期症状はほとんどありません。症状としては下痢や腹痛、血便などの症状が続くことで気づくケースが多く完治することがないため、症状が良くなる状態(寛解)を維持することが大切です。
大腸炎の治療法
基本的には、患者様の症状に応じたお薬(抗生剤など)によって緩和させます。大腸炎の症状によっては脱水症状が起こっている場合があるため、点滴などを用いることもあります。
重篤な場合には手術の可能性もありますが、その状態に至るまでに治療できることが理想です。
大腸がんとは
大腸がんは、大腸(結腸・直腸)の一番内側にある粘膜に発生するものです。腺腫という良性のポリープががんになるものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。
大腸がんは日本人にとって身近ながんの1つであり、高齢化や食生活の変化によって年々増えています。
大腸がんの症状
早期の大腸がんは、症状がほとんどありません。ですが、進行すると次のような症状が現れます。
- 血便が出る
- 便秘と下痢を繰り返す
- 便が細くなる
- 便が残る感じがする
- 腹痛
- 貧血
- 腸閉塞
など
これらの症状は、大腸のどこにどの程度のがんがあるかによって異なるため、早期検査によって発見し、対処するようにしましょう。
大腸がんの病期(ステージ)
大腸がんの進み具合を表すのが「ステージ」です。ステージは0からⅣまで存在しており、それぞれに応じて治療方針が設定されています。
step01
ステージ0(ゼロ)
がんが粘膜の中にとどまっています。まだ初期状態であるため、リンパ節への転移等はありません。
step02
ステージⅠ
がんが大腸の固有筋層にとどまっています。リンパ節転移はありません。
step03
ステージⅡ
がんが大腸の固有筋層の外まで現れています。リンパ節への転移はありません。
step04
ステージⅢ
がんの深達度に関わらず、リンパ節へ転移している状態です。
step05
ステージⅣ
他の臓器や腹腔内へ転移している状態です。